この記事を読んでいるあなたは、
- 面接時の正しいボタンマナーを知りたい
- 面接でスーツのボタンは外す?外さない?
- ワイシャツやブラウスのボタンはどこまで留める?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「男女別・面接時の正しいボタンマナーや基本的なスーツマナー」までお伝えしていきます。
【面接】スーツのボタンマナー・男性編
2つボタンスーツは1番上のみを留める
2つボタンスーツは、1番上のみを留めます。
下のボタンを留めてしまうと、スーツのバランスが崩れてしまうので、見栄えも悪くなり面接官からの印象も良くないでしょう。
3つボタンスーツの場合は、真ん中のボタンのみを留めます。
しかし、真ん中のボタンだけではバランスが悪くなるスーツもあるので、1番上のボタンを留めても問題ありません。
3つボタンスーツで上のボタンを留める場合は、真ん中のボタンも留めておきましょう。
1番下のボタンは「飾り」
基本的に男性用のスーツで、1番下のボタンを留めることはありません。
2つボタンスーツも3つボタンスーツも、1番下のボタンは外しておくことを覚えておきましょう。
スーツ発祥の地であるヨーロッパ地方では、本来ボタンは装飾品とされていおり、そもそも「ボタンを留める」という概念がないとされています。
ボタンを外す理由は、
- スーツにシワができないように
- 古いイギリス王が留めていなかったのを真似した
- 馬に乗りやすくするため
など、さまざまな意味があります。
着席時のボタンマナー
通常のビジネスシーンであれば、椅子に座るときは基本的にすべてのボタンを外します。
ボタンを留めたまま座ると動きづらくなるため、面接官から「お座りください」と言われたら、ボタンを外しながら着席するのが正しいマナーです。
しかし、就活生の場合は、ボタンを留めたままで問題ありません。
ボタンを外しながらの着席は意外と難しく、スーツに不慣れな就活生はモタついてしまうことが考えられます。
そのため、就活生らしいフレッシュさをアピールするためにも、ボタンは留めたままで着席しましょう。
スーツに慣れていて、面接のときにボタンをサッと外せても、面接官から「なまいきだ」「落ち着きすぎている」と思われてしまうこともあるので、注意しておきましょう。
【面接】スーツのボタンマナー・女性編
女性用スーツはボタンをすべて留める
女性用のスーツは2つボタンスーツでも、1つボタンスーツでも、すべてのボタンを留めておきましょう。
男性用のスーツと違い、女性用のスーツは、ボタンを留めた状態が1番キレイなシルエットになるように作られています。
就活生は着席時もボタンを外さなくてもいいので、女性は常にスーツのボタンをすべて留めていることになります。
また、1つボタンスーツはカジュアルな印象を与えてしまうため、できる限り就活には使用しない方がいいでしょう。
ブラウスも1番上のボタンまで留める
リクルートスーツの下に着用するブラウスは、レギュラーカラーとスキッパーカラーの2種類があります。
レギュラーカラーは1番上までボタンがあるので、フォーマルな印象になるでしょう。
スキッパーカラーは1番上にボタンのない開襟タイプで、明るい印象を与えたい人にはこちらがおすすめです。
面接中はブラウスの種類に関係なく、ボタンは1番上まで留めておきましょう。
レギュラーカラーとスキッパーカラーなら、どちらを着用しても問題ありません。
面接を受ける企業や、業界の雰囲気を考慮して選ぶといいでしょう。
就活生が知っておくべき基本的なスーツマナー
それでは最後に、ボタンマナー以外の就活生が知っておきべきスーツマナーを紹介していきます。
これから紹介する3つのスーツマナーは必ず覚えておきましょう。
- スーツ・ネクタイの色
- スーツのフラップ
- 腕時計
それぞれ詳しく説明していきます。
スーツ・ネクタイの色
1つ目の就活生が知っておくべき基本的なスーツマナーは「スーツ・ネクタイの色」です。
スーツの色は黒や紺、グレーの寒色系が一般的とされています。
また、ストライプなどの柄が入っているスーツは就活向きではないので、選ばないようにしましょう。
就活生の7割以上が黒を選んでいるので、迷った人は黒を選択しておけば問題ありません。
ネクタイの色は落ち着いた色なら、どんなネクタイでも大丈夫なので、企業に合わせて選びましょう。
ネクタイの色で面接官に与える印象は、以下のように変わります。
- 赤:情熱的・勇敢・リーダーシップ
- 青:誠実・知的・爽やか
- 黄:明るい・ポジティブ・好奇心旺盛
- オレンジ:アクティブ・社交的・フレンドリー
- ピンク:優しい・可愛らしい・無邪気
リクルートスーツの選び方については、以下の記事で詳しく解説しているので、色やメーカーに悩んでいる人は、コチラを参考にしてみてください。
関連記事:[sitecard subtitle=関連記事 url=https://syn-recruit.jp/recruit-suit-recommended// target=]
スーツのフラップ
2つ目の就活生が知っておくべき基本的なスーツマナーは「スーツのフラップ」です。
スーツのポケットの上についている、フタのような部分のことをフラップと呼びます。
フラップは、雨からポケットの中身を濡れないようにするためについているので、面接中はポケットの中にしまっておくのがマナーです。
そのため、外にいるときはフラップを出して、建物の中に入ったらフラップをポケットの中に入れましょう。
慣れるまで面倒に感じるかもしれませんが、基本的なビジネスマナーなので、就活中に癖をつけておきましょう。
腕時計
3つ目の就活生が知っておくべき基本的なスーツマナーは「腕時計」です。
これまでに腕時計をつける習慣がない人も、就活中は腕時計をつけておきましょう。
普段の生活であれば、さまざまな場所に時計が設置されていますし、スマホもあるので、腕時計はあまり必要性を感じないかもしれません。
しかし、就活中には周りに時計もなく、スマホも確認できない瞬間があります。
特に面接の待ち時間にスマホで時間を確認していると、遊んでいると勘違いされることもあります。
無駄なリスクは最小限に抑えておくべきなので、就活用は腕時計をつけるようにしましょう。
就活中の腕時計については、以下の記事で詳しく解説しているので、コチラもぜひ参考にしてみてください。
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まとめ:スーツのボタンには正しいマナーがある!
今回は男女別・面接時の正しいボタンマナーや基本的なスーツマナーをお伝えしました。
正しいボタンマナーをおさらいしておきましょう。
- 2つボタンスーツは1番上のみを留める(男性のみ)
- 3つボタンスーツは1番下を外しておく(男性のみ)
- 女性はすべてのボタンを留めておく
- ワイシャツ・ブラウスのボタンはすべて留めておく
- 就活生は面接のときもボタンを外さなくても大丈夫
「たかがボタン」と思っている人もいるかもしれませんが、マナーやスーツの着こなしで第一印象は大きく変わります。
社会人にとって身だしなみは、非常に重要です。
面接官に「だらしない」と思われないように、正しいマナーを身につけて面接に臨みましょう。