この記事を読んでいるあなたは、
- なぜ面接で「長所」を質問してくるの?
- 「長所」の上手い回答例を知りたい
- 「長所」を聞かれたときに上手く答える方法は?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「面接で長所を聞かれたときの回答例や質問の意図、上手く答える方法」までお伝えしていきます。
面接で「長所」を聞かれる理由2つ
面接で企業が「長所」を聞いてくる主な理由は、以下の2つです。
- 自分のことを客観的に見れているか
- 自社で働いて活躍できるイメージができるか
それぞれ詳しく紹介していきます。
自分のことを客観的に見れているか
「長所」と「短所」は、どんな人にでも必ず存在します。
これまでの経験や実績を振り返って、自分自身の能力を客観的に把握できている人は「長所を磨き、短所を克服できる人」という印象になるでしょう。
また、自分の強みを把握して「仕事にどう活かすのか」を伝えることで「自分で考えて行動できる能力がある」と認識されます。
自社で働いて活躍できるイメージができるか
面接官は入社して活躍できる人材のみを採用したいと考えています。
活躍するためには能力だけでなく、自社に能力が「マッチしているかどうか」も非常に重要です。
就活生が答えた長所が、業務や社風に適していれば、活躍しているイメージが具体的に想像できます。
企業の価値観によって「長所」の印象は異なるので、しっかりと企業分析をしてから長所を考えましょう。
【例文】面接で「長所」を聞かれたときの上手い回答例
それでは次に、面接で「長所」を聞かれたときの上手い回答例を紹介していきます。
- コミュニケーション能力
- 責任感
- ポジティブシンキンング
- 集中力
4つの能力の例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コミュニケーション能力
私の長所はコミュニケーション能力の高さです。
カナダへの留学経験があり、私はそこで「日本語の使用禁止」というルールを設けて1年間、生活していました。
語学力を向上させるために決めたルールでしたが、まったく知らない人に自分から話しかけることが多かったので、結果的にコミュニケーション能力も向上しました。
入社後は、この能力を存分に発揮して、業績を上げることで御社に貢献したいと考えています。
責任感
私の長所は責任感の強さです。
学生時代は居酒屋で3年間アルバイトをしており、現在はバイトリーダーを任されています。
他のアルバイトのまとめ役なので、場合によっては嫌われ役になるときもありましたが「チームのためになる」と思えればキツい仕事でも頑張れました。
「現場のモチベーションを高める」ことを目標に掲げていたので「君にバイトリーダーを任せてから離職率が下がった」と店長から言われたときは非常に嬉しく思いました。
この能力を最大限に活かして、任せてもらえた仕事は責任を持って全力で取り組みます。
ポジティブ
私の長所はどんな逆境でも前向きに考えれる、ポジティブシンキングです。
大学時代にはバレーボール部に在籍しており、最後の大会では、1回戦で前年度の優勝チームと当たりました。
トーナメント表が発表されたときからチームには、あきらめムードが漂っていました。
しかし私は、本来であれば練習試合すら断られるようなチームと、本気で試合できることはラッキーだと考えました。
チーム全体を巻き込んで、課題を明確にしてチーム一丸となって、練習に取り組みました。
結果としては負けてしまいましたが、その大会で唯一、最終セットまで渡り合うことができました。
入社してもポジティブシンキングで最後まで諦めずに行動して、企業の業績に貢献したいと思います。
集中力
私の長所は集中力があることです。
私は趣味で高校生のときからブログを書いています。
毎日1時間は必ずブログを書くようにしてから、1時間という制限時間のおかげで、ブログの執筆スピードは飛躍的に上がりました。
大学生になってからは「1日1時間、年間200記事」を目標に掲げてブログに取り組んでいますが、高校生のときと比べるとアクセス数は30倍以上になりました。
今では月のアクセス数が、5,000を超えるほどに成長しました。
この経験で培った集中力を活かして、業務時間内に多くの仕事をこなせるように努めます。
面接で「長所」を聞かれたときに上手く答える方法
それでは最後に、面接で「長所」を聞かれたときに上手く答える方法について紹介していきます。
長所の回答方法に悩んでいる人は、以下の3つの方法を意識してみましょう。
- 「長所」と「自己PR」の違い
- 「長所」は1つに絞る
- 伝える順番を意識する
それぞれ詳しく紹介していきます。
「長所」と「自己PR」の違い
「長所」と「自己PR」の違いを知っていますか?
「長所を教えてください」「自己PRをお願いします」ともに、よく聞かれる質問ですが、実は明確な違いはありません。
それでも迷ってしまう人は、
- 長所は、自分自身の強み
- 自己PRは、その強みが企業にとって、どう活きるのか
このように考えましょう。
長所や自己PRは、過去のエピソードがないと説得力にかけるので、複数のエピソードを用意しておきましょう。
「長所」は1つに絞る
回答する「長所」は、1つに絞った方がいいでしょう。
いい印象を持ってもらうために複数の長所を用意したくなる気持ちも理解できますが、逆効果になる可能性の方が高いでしょう。
たくさん長所を答えても「結局何が言いたかったの?」「どんな人なのか分からなかった」など、マイナスイメージにつながる恐れがあります。
1つの長所を深掘りして、面接官にしっかりと自分の強みを伝えることが重要です。
伝える順番を意識する
長所の回答は、以下の順番で組み立てましょう。
- 結論
- 理由
- 実績
- 貢献
自分にはどんな強みがあるのか、その長所を活かしたエピソードや理由、入社後の活かし方、この順番で伝えることで面接官に、実際に働いて活躍しているイメージを想像してもらいます。
回答時間は1分を目安としましょう。
2分程度であれば問題ありませんが、長すぎるとまとまりがなくなるので、なるべく短く回答することにも意識しておきましょう。
まとめ:「長所」を上手く答えるには自己分析が必須
今回は、面接で長所を聞かれたときの回答例や質問の意図、上手く答える方法をお伝えしました。
長所にしっかりと答えることができれば、自己PRにも話をつなげやすくなるので、複数のエピソードを準備しておくことが重要です。
また、長所の回答には「自己分析をしているか」が浮き彫りになります。
自己分析に時間をかけている就活生の方が、熱量を感じられますし、入社後のミスマッチも防ぐことができるので、企業からの評価は高くなるでしょう。
準備さえしていれば能力に関係なく、企業から高評価をもらえる質問なので、今回紹介した例文を参考に上手い回答を準備しておきましょう。