この記事を読んでいるあなたは、
- ESのガクチカで何を書けばいいのか分からない
- ガクチカはあるけど、どう書けば人事にアピールできるの？
- ガクチカって何個用意すればいいの？高校時代のエピソードも書いていい？
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「選考突破のために効果的なガクチカの書き方と押さえるべきポイント」をお伝えしていきます。
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ガクチカとは？
ガクチカとは「学生時代に一番力を入れたこと」のことを言います。
具体的には、高校時代や大学時代に行事や部活動、勉学などの学校内や、アルバイトやボランティアなどの学校外でのエピソードのことです。
一般的にはESなどで300文字〜800文字の間で「学生時代に一番頑張ったことは何ですか？」という質問形式で記述を求められます。
ESの質問項目の中でも一番の文量が割かれることから、最も重要視される項目です。
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人事はガクチカで何を見ているのか？
ガクチカには大学時代打ち込んできた一番の成果物が書かれており、ガクチカを読むことによって、就活生の能力やスキル、思考プロセス、人望、性格そして興味のある分野について知ることができます。
資格で測れないスキルを評価できる
ESには「資格・表彰」の項目があり、そこで記述されるTOEICや簿記、ビジネスコンテスト優勝、ディベート大会1位などからは、保有するだけで英語力やトークスキルを測ることができます。
対してガクチカは資格などでは裏付けることができない、リーダーシップや行動力、企画力、アイデア力そして周りを巻き込む人望などを評価することができます。
「放送研究会の代表として、イベントを成功に導いた」というガクチカからはリーダシップと周りを巻き込む力が読み取れます。
「英語力がない中、海外に単身留学をして外国人の友人を100人作った」というガクチカからは、チャレンジ精神や言語が通じなくても仲良くなれる人間力やトークスキルがあると判断できます。
あなたが何に興味を持つのか、性格や興味を判断できる
ガクチカのエピソードの種類から、あなたがどんなジャンルの仕事に興味を持つのか、興味の方向性を知ることができます。
また、学生時代同世代の中でどういうポジションを担って来たかをガクチカから読み解くことであなたの性格についても判別することができるんです。
「ディベート全国大会にて大学で初めて優勝を果たした」というガクチカからは、就活生が数あるサークルの中でディベートサークルに興味を持つことから、議論好きな性格が読み取れますし、議論好きの同世代の中で優勝できるほど、負けん気が強いことが読み取れます。
「学園祭にて新イベントを企画して1000人にイベント参加してもらえた」というガクチカからは学園祭というイベントに参加する社交的な性格が伺えますし、周りの賛同を得て企画を実現できるアイデアマンの性格と人に好かれやすい人間性を読み解くことができます。
ガクチカを考える際に押さえるべきポイント
ガクチカはあなたの全てを判断できてしまう最重要項目であり、最良のガクチカを作ることは就活を制することを意味します。
ガクチカを考える上で押さえるべきポイントは下記の3点です。
ガクチカと自己PRの違い
慣れていない就活生は、ガクチカと自己PRの区別が付いておらず、ESの自己PRの項目に誤ってガクチカを記述しているのをよく見かけます。
ガクチカは学生時代に力を入れたエピソードについて、
- なぜ力を入れたのか？
- どう実現したのか？
- ぶつかった課題は何か？
- その課題をどう乗り越えたか？
- どんな結果を得たのか？
- そのエピソードから何を学んだのか？
の項目を詳らかにすることを言います。
対して自己PRは、数あるガクチカから訴求できる能力やスキルのことを端的に記述して、人事にあなたが企業にどう貢献できるかを要約してアピールすることを言います。
それぞれの定義をしっかりと認識した上で、整理して記述しましょう。
いくつ用意するべき？
結論から申し上げると、最低3つ用意しておく必要があります。
その際に、それぞれのガクチカで訴求できるスキルを差別化することに注意してください。
例えば、3つのガクチカがリーダーシップに関するものであることはNGです。
というのも、企業によって求めるスキルが異なるため、最低3つは異なるスキルを保証するガクチカを持っておくことが内定への近道だからです。
いつのガクチカを書くべき？
大学時代のガクチカが理想です。
ですが、場合によっては高校時代や中学時代のものでも問題ありません。
3つのガクチカのうち、全て大学時代もしくは、2つは大学時代、1つは高校時代、それか大学・高校・中学それぞれ1つずつという構成で用意するといいです。
最低1つは大学時代のガクチカがないと、「直近の3年間は何も頑張ったことがないのか？」と人事に疑念を持たせてしまうので注意してください。
ガクチカで何を書けばいい？ガクチカの例をご紹介
ガクチカで何を書くべきかイメージを持ちやすいように、具体的な例をご紹介します。
ガクチカの種類は以下の5種類に大別できます。
サークル活動・ボランティア
「学園祭運営サークルにて代表として過去最多の20万人が来場した学園祭を運営した」
「NPOにてアフリカ児童の支援のために企業から1億円の協賛金を獲得した」
留学
「留学前はTOEFL-iBT60点だったが、海外にて果敢に英会話に挑戦して100点を超えた」
「留学中に現地の弁護士事務所でインターンをして英語の裁判をサポートした」
アルバイト経験
「塾講師として高校最下位の落ちこぼれ生徒をサポートして東大に合格させた」
「居酒屋のアルバイトで接客に精を出し、リピーター客を20名増やした」
資格
「文系ながらプログラミング学習を独学で行い、G検定を獲得した」
「日本にいながら、フランス語に打ち込み、独学でDALF C2を獲得した」
部活動・大会
「高校時代ラグビー部キャプテンとして学校初の花園出場を果たした」
「大学1年ながら上級生ばかりのチームを率いてビジネスコンテストで優勝した」
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ガクチカであなたの”凄さ”を伝える効果的な書き方
ガクチカは以下の6つの項目で構成されます。
①概要：ガクチカの内容まとめ
「私は○○をして××という結果を修めました」
②きっかけ：なぜガクチカに取り組もうと思ったか
「△△のために、私は〇〇をしようと決意しました」
③課題：ガクチカに取り組むにあたってぶつかった課題・困難
「〇〇の実現にあたり、□□と言った課題がありました」
④対策：③を乗り越えるために行った創意工夫ある対策
「その解決にあたり、◎◎をすることで〇〇を実現しました」
⑤結果：ガクチカの結果（①より詳しく）
「最終的には××の結果を修めることで・・に役立ちました」
⑥学んだこと：ガクチカから学んだこと
「この経験から私は・・・・を学びました」
ガクチカの文字数は⑥を省略することで調整しましょう。特に④にあなたの独自性を記述することができるので重点を置いて書き上げてください。
ガクチカは就活で最も重要！自己分析と合わせて対策を
ガクチカはあなたのスキルを企業にアピールする最も重要なエピソードです。
この作り方と伝え方が選考結果を大きく作用するので、手を抜かずに対策しましょう。
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