この記事を読んでいるあなたは、
- 「好きな言葉」を質問する意図を知りたい
- 「好きな言葉」の上手い回答例を知りたい
- 「好きな言葉」を聞かれたときの注意ポイントを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「面接で好きな言葉を聞かれたときの回答例や質問の意図、注意ポイント」までお伝えしていきます。
面接で「好きな言葉」を聞かれる2つの理由
面接で「好きな言葉」を企業が質問する理由は、主に以下の2つです。
- 興味関心や人柄を知るため
- 社風に馴染めるか確認するため
それぞれ詳しく理由を解説していきます。
興味関心や人柄を知るため
面接で「好きな言葉」を企業が質問する理由の1つ目は「興味関心や人柄を知るため」です。
学力や経歴ではなく、内面的な個性を知るために企業は「好きな言葉」を質問してきます。
性格やどんな価値観を持っているのかなど、就活生の人間性を深く知れるため、面接官にとっても重要な質問とされています。
社風に馴染めるか確認するため
面接で「好きな言葉」を企業が質問する理由の2つ目は「社風に馴染めるか確認するため」です。
新卒の面接では、どの就活生も似たような回答になりがちです。
しかし「好きな言葉」は選択肢の幅が広く、就活生の個性が回答にあらわれます。
どれだけ優秀な人でも考え方や価値観が社風と会っていなければ、能力は十分に発揮できないでしょう。
企業としても早期離職は防ぎたいので、社風に馴染めるかを確認しているのです。
【例文】面接で「好きな言葉」を聞かれたときの上手い回答
それでは次に、面接で「好きな言葉」を聞かれたときの上手い回答例を紹介していきます。
- ことわざ
- 四字熟語
- 偉人の名言
上記3つのパターンで用意したので、ぜひ参考にしてみてください。
ことわざ(千里の道も一歩から)
私の好きな言葉は「千里の道も一歩から」です。
どんな小さなことでも、コツコツと積み重ねることで大きな成果につながるという意味のことわざですが、この言葉は大学受験がキッカケで好きになりました。
高校時代は特に数学が苦手で、効率のいい勉強方法や、楽な問題の解き方などを模索していましたが、それでは結果が出ませんでした。
その失敗を活かして、3年生になってからは、毎日必ず数学を2時間勉強するようにしました。
結果として、大学受験のときに数学は私にとって、苦手科目ではなくなっていました。
無事に○○大学に合格したときに「千里の道も一歩から」地道な努力を継続する大切さを学びました。
入社後も、この経験を忘れずに小さな課題も全力で取り組んでいきたいと思っています。
四字熟語(初志貫徹)
私の好きな言葉は「初志貫徹」です。
この言葉が好きな理由は、1度決めた志を最後まで貫き通すことで、大きな成果を得た経験があるからです。
私は大学1年生のときから、アパレルショップでアルバイトをしています。
はじめたばかりの頃は緊張して、お客様と上手に話すことができませんでした。
同じお店の先輩に相談すると「話しかける前に深呼吸して、ゆっくり目を見て話すこと」というアドバイスをもらいました。
店舗で1番業績を上げている人のアドバイスだったので、その言葉を自分に言い聞かせながら毎日接客スキルを磨きました。
そのおかげで今では、フロアマネージャーを任されるようになりました。
御社で働くときにも「初志貫徹」を胸に秘めて、日々努力を積み重ねて貢献したいと考えています。
偉人の名言(私はあきらめないことの天才だ)
私の好きな言葉は、エジソンの名言「私はあきらめないことの天才だ」です。
私は憧れている兄の影響で、小学校1年生から水泳をやっています。
はじめた頃は、水に顔を付けるのも怖くて、まったく泳げませんでした。
しかし「兄のようにカッコ良く泳げるようになりたい」その一心で水泳を続けました。
週に1回だった練習を週に3回に増やして、日々努力していきました。
その結果、中学生のときには、兄と一緒に全国大会に出場するという大きな成果を得ることができました。
水泳で得た継続力や忍耐力は、日々の業務に必ず役に立つと考えております。
面接で「好きな言葉」を聞かれたときの注意ポイント
それでは最後に、面接で「好きな言葉」を聞かれたときの注意ポイントを紹介していきます。
言葉選びに悩んでいる人は、以下の3つのポイントに注意しておきましょう。
- 企業の方針に合った「言葉」を選ぶ
- 「言葉」の意味を理解しておく
- 聞いたことのない「言葉」は避ける
それぞれ詳しく紹介していきます。
企業の方針に合った「言葉」を選ぶ
1つ目の面接で「好きな言葉」を聞かれたときの注意ポイントは「企業の方針に合った言葉を選ぶ」です。
面接は入社後に活躍してくれそうな人材を選ぶためにおこなわれています。
そのため、素晴らしい人間性で高い能力を持っていたとしても、企業の方針にマッチしていなければ内定はもらえません。
サービス業であればコミュニケーション能力、技術職であれば集中力など、企業によってアピールするべきポイントは異なります。
企業の方針に適している「好きな言葉」を選びましょう。
「言葉」の意味を理解しておく
2つ目の面接で「好きな言葉」を聞かれたときの注意ポイントは「言葉の意味を理解しておく」です。
自分で選んだ「好きな言葉」は、意味や背景について詳しく理解しておきましょう。
基本中の基本ですが、質問の回答に対する面接官からの追及に備えておくことは、非常に重要です。
偉人の名言なら「どのタイミングで言ったのか」四字熟語なら「意味や成り立ち」など、具体例とセットで準備しておいた方がいいでしょう。
聞いたことのない「言葉」は避ける
3つ目の面接で「好きな言葉」を聞かれたときの注意ポイントは「聞いたことのない言葉は避ける」です。
面接官が聞いたことのない「好きな言葉」は共感が得られないので、よほどの理由がない限りは選ばないようにしましょう。
必ずしも知っている言葉にする必要はありませんが、面接官の知っている言葉の方が質問の意図に沿った回答がしやすくなります。
また、アニメや漫画の名言は面接官が年配の方の場合「不適切である」と判断されることも考えられます。
特に大手企業を受けるときは、面接の雰囲気を見て選択できるように、2〜3つ用意しておきましょう。
まとめ:面接で「好きな言葉」を聞かれたら差別化するチャンス!
今回は面接で好きな言葉を聞かれたときの回答例や質問の意図、注意ポイントについてお伝えしました。
「好きな言葉」では、能力ではなく、内面的な個性や企業との相性を確認されています。
他の質問と同じように、具体的なエピソードとセットで回答できる「好きな言葉」を選んでおいた方がいいでしょう。
また、好きな言葉の意味を「完全に理解しておく」など、面接官からの追及にも注意が必要です。
回答の工夫次第では、まわりの人を差をつけやすい質問なので、今回紹介した例文を参考に上手い回答を準備しておきましょう。