この記事を読んでいるあなたは、
- ESや面接対策は万全。でもSPIは難しくないって聞いたから全然勉強していない
- 初めてSPIを受けたけど、時間が全然なくて解ききれなかった。どうしよう…
- 第一志望にSPIを提出するまであと2週間。どう対策したらいいの?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「最も効果的なSPI攻略法」をお伝えしていきます。
なお、おすすめの就活エージェントまとめの記事もぜひご覧ください。
順位、サービス名 | 特徴 | 公式ページ |
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SPIとは?
出典:https://www.spi.recruit.co.jp
SPIとは、リクルートマネジメントソリューションズが提供している適性検査のことです。
2019年には年間1万3600社が利用しており、GABや玉手箱と並ぶ最もメジャーなWebテストの1つです。
試験会場にて受験をするテストセンター型と、自宅のPCからオンライン上で受験するWebテスト型の2種類があります。現在提供されているバージョンは最新のSPI3です。
SPIがエントリーで求められる理由
SPIでは就活生の情報処理能力の速さと正確さを測ることができます。
これらは学歴や所属学部、資格などでは測ることができない”地頭”の良さを意味しています。
SPIの重要性はエントリーの際にESの提出とともにSPIスコアの提出が求められることからも分かるように、業務遂行における基礎知力を判別するために重宝されています。
SPIの特徴とは
出典:https://www.spi.recruit.co.jp
SPIの問題集を見たことがある方は、それぞれの問題が意外と簡単で拍子抜けしたのではないでしょうか?
確かに問題レベルは中学入試レベルですが、問題に癖があるため、特徴を把握しなければ高得点を獲得することはできません。
SPIには大きく分けて2つの特徴があります。
SPIは4つのカテゴリーテストで構成
企業によって異なりますが、SPIは以下の4つのテストで構成されています。
①言語
類義語や対義語といった言語関係や熟語、語句の用法、文章の並び替え、空欄補充といった国語力を判断するテストです。センター試験のような長文読解問題もあり、文章を読んで意味内容を把握する設問もあります。
②非言語(①と②を合わせて35分)
四則計算や順列・組み合わせといった単純な計算力や論理的算術力を判断するテストです。特に癖があるのが推論という問題で、与えられた条件をもとに、選択肢が正しいか判断する問題を苦手とする方が多く、SPIアレルギーの元になっています。
③英語(20分)
類義語や対義語といった英単語や空欄補充、並べ替え、誤文訂正や長文読解などの英語力を見る問題です。(言語の英語版というイメージ)
④構造把握(20分)
文章問題の構造が似ている組み合わせを選ぶ問題や複数の文章を性質でグループ分けする問題があります。
一般的には①②の言語・非言語を課す企業が多いです。
テスト結果は得点ではなく偏差値と7段階評価で出力
よくある勘違いなのですが、テスト結果は得点数ではなく、偏差値と7段階評価で企業に通知されます。また、就活生には結果が通知されません。
評価①:偏差値29.5以下
評価②:偏差値29.5〜37.5
評価③:偏差値37.5〜45.5
評価④:偏差値45.5〜53.5
評価⑤:偏差値53.5〜61.6
評価⑥:偏差値61.6〜70
評価⑦:偏差値70以上
のように偏差値が7段階で分かれており、難関企業では最低でも評価6以上は必要だと言われています。
得点数ではないので、問題をたくさん解いて得点を積み重ねるのではなく、一つ一つ丁寧に解くことで正答率を上げることを意識してください。
SPIを攻略するための対策法
SPIを勉強する理想的なスケジュールは3月のエントリーの2ヶ月前である1月前後です。
しかし、ここではSPI提出まで残りわずかという方のために即効性のある対策法をご紹介します。端的に言えば、各問題の出題傾向を掴むことです。
①言語・英語
最初は言語関係や熟語、語句の用法といった1問1答の問題が2〜3問出題されます。
それらを全て正解することができると長文問題に移行し、長文を読んだ上で文章の並び替えや空欄補充、意味内容の問題が出題され、正解すれば、より読解難易度の上がった長文に移行します。ここで不正解だと再び1問1答の問題に戻ります。
つまり、長文問題をしっかりと対策できれば、1問1答の問題への対策はほどほどでいいのです。
②非言語
最初は速さや数の組み合わせといった単純計算問題が3〜4問ほど出題されます。
それらを全て正解することで推論問題に移行して、条件を読んだ上で選択肢の正しさを判別することが求められます。ここで間違えてしまうと単純計算問題に戻ってしまいますが、正解していると基本的には常に推論問題が表示されます。
つまり、推論問題をしっかりと対策できれば、単純計算問題への対策はほどほどでいいのです。
構造把握については、解答の正誤によって出題が変わらないため、それぞれ2つの問題を満遍なく勉強する必要があります(なお、現状ほとんどの企業が構造把握を採用していません)。
SPIを練習できるサービス
SPIは企業側からリクエストされないと受験することはできません。練習のためにESを書くのも面倒ですし、企業にも申し訳ない気持ちになってしまいます。
そんな方のために、自由にSPIを練習することができるサービスをご紹介します。
SMART SPI-G WTI
SPIの模擬試験を体験できるサービスです。
SPI特有の、問題の正答率によって問題の出題傾向や難易度が変化するシステムやUXを完全再現しているので、模擬試験として本番の予習をすることができます。
SPI以外にも、玉手箱も体験が可能です。有料ですが、受検可能回数に制限がなく、納得するまで対策することができます。
WebTest for Internship
SPIの模擬試験を体験できるサービスです。
豊富な問題数を誇っており、玉手箱やTG-WEBも体験することができます。SMART SPI-G WTIとシステムは同じですが、料金が比較的安く、さらに受験可能回数に制限はありません。
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StudyPro
スマホアプリとWebサイトがあります。スマホアプリは言語が232問、非言語が153問と一般的な書籍のSPI問題集の1.5倍の問題数を網羅しています。
完全版は有料ですが、解説が手厚くて思考プロセスも記載されているので学習効果が高いです。
Webは完全無料ですが、問題数がアプリと比べて格段に少ないので、本気で対策するならスマホアプリ一択です。
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SPIの出来・不出来を判断する方法と判断基準
SPIは就活生には結果が通知されないので、テストの出来に自信を持つことができないでしょう。
ここではSPIの出来・不出来を判断する方法と、テスト中に判断する方法をお教えします。
難関企業に提出する
SPIの足切りボーダーが高い企業に提出して通過すれば、そのSPIを他の企業でも安心して使いまわすことができます。
一般的に評価6以上が必要だと言われている企業は以下の通りです。
日本銀行・BCG・GS・NRI・AGC・NHK・三菱商事・電通・JR東海・三菱地所
これら企業のうち、第一志望ではない企業にエントリーして通過することができれば、あなたのSPI結果は評価6以上ということになります。
出題傾向から判断する
テストを受けている最中に、言語・非言語の出題傾向から出来を判断することができます。
言語では、長文読解を解いた後に1問1答の問題が出たら間違えた証ですので、出来が悪い証拠になります。
非言語では、推論問題を解いた後に計算問題が出たら間違えた証ですので、出来が悪い証拠になります。
問題は決して難しくはない。スピードより正答率を高めよう
SPIは結果が就活生に通知されず、出来不出来が分からず不安になります。
しかし、傾向とコツをしっかりと押さえれば就活でアピールポイントになるのでしっかりと対策しましょう。