この記事を読んでいるあなたは、
- 社会人3年目で貯金なしはヤバい?
- はじめての転職に最適なタイミングは?
- 社会人3年目の平均年収は?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「社会人3年目の平均年収や貯金額、転職に最適なタイミングとその理由」についてお伝えしていきます。
社会人3年目の平均年収と貯金額は?
社会人3年目は仕事にある程度慣れてくる時期でもありますが、年収に不満を感じたり、モチベーションが下がってくる頃ではないでしょうか?
漠然とした将来の不安から、「転職」が頭によぎる人も珍しくありません。
「自分の給与は周りと比べてどうなんだろう?」社会人なら誰でも気になると思いますが、人には少し聞きづらいテーマですよね。
平均年収や貯金額は、あくまでも統計的なデータに過ぎませんが参考程度に知っておきましょう。
20代の平均年収は319万円
国税庁の調査によると、20代の平均年収は319万円でした。
20代前半の平均年収が267万円、20代後半だと370万円とかなり開きがあるようです。
また、20代は新入社員や係長クラスの人まで分類されるので、年収に差が出やすい特徴があります。
社会人3年目は20代前半と後半の間の世代なので、全体平均の319万円が社会人3年目の平均年収と考えて問題ないでしょう。
この金額は税金や保険料が引かれる前の金額なので、実際の手取り額は2割ほどマイナスされます。
社会人3年目の平均貯金額は100万円
金融広報中央委員会のデータによると、20代の人が貯蓄にまわす割合は「10〜15%」を選んだ人が1番多いです。
先ほどの社会人3年目の平均年収319万円で計算すると、平均貯金額は100万円以上の貯金があることになります。
仮説を立てた上での金額なので正確ではありませんが、社会人3年目の平均貯金額は100万円前後と考えておけばいいでしょう。
また、実家暮らしなのか1人暮らしなのかで生活コストは大幅に変わるので、自分の無理のない範囲で貯金していくことが大切です。
社会人3年目の12%は貯金がない?
社会人3年目の平均貯金額は100万円前後という結果になった反面、auじぶん銀行株式会社のおこなった調査では、社会人3年目の12%が「貯金がない」と回答しています。
やはり年収や貯金額は、その人の状況によって大きく異なってくるので、あまり平均値を気にしすぎる必要はないでしょう。
どれだけ稼いでも、お金には限りがあります。
自分の手元にあるお金とうまく向き合い、「どう残していくか」が大事になってきます。
社会人3年目で転職する人が多い理由
厚生労働省のデータによると、新卒3年以内の離職率は32.8%となっています。
せっかく苦労して入社したにもかかわらず、約3人に1人が退職しているのは、いったいなぜでしょうか?
社会人3年目で転職する人が多い理由は、主に以下の3つです。
- 取得できるスキルや経験の限界が分かってくる
- 給与への不満
- 尊敬できる人がいない
それぞれ詳しく説明していきます。
取得できるスキルや経験の限界がわかってくる
社会人3年目で転職する人が多い理由の1つ目は、取得できるスキルや経験の限界がわかってくるからです。
3年も働けば、その職場で10年20年後の自分が「どんなポジションで」「どんな仕事をしていのか」、かなり鮮明に想像できると思います。
理想の自分とのギャップにより、もっと成長できるステージを求めることは決して悪いことではありません。
新入社員の頃に立てた「仕事に慣れる」「1人立ちする」「基本業務を覚える」などの目標を達成して、次の目標が見つからずモチベーションが下がっている人もいるでしょう。
給与への不満
社会人3年目で転職する人が多い理由の2つ目は、給与への不満です。
仕事に慣れて余裕が生まれると、周りの人との差を感じてしまいますよね。
「企業に対する貢献度と報酬が釣り合ってない」と感じて不満を持っている人は多いようです。
また、3年目になってくると同期の昇進や、昇給に納得ができない場面も増えてきます。
どれだけ結果を出しても、仕事のできない上司よりも給与が低いことに不満を感じて退職する人もいるでしょう。
このまま働いていても給与が増える見込みがない人は、条件のいい企業に転職した方が懸命な判断と言えます。
尊敬できる人がいない
社会人3年目で転職する人が多い理由の3つ目は、尊敬できる人がいないからです。
上司は選ぶことができないので、新入社員の頃から不満を持っている人も多いと思います。
正当な評価をしてくれない上司のもとで働くことに限界を感じた人は、環境を変えるために行動しているようです。
新入社員の頃は尊敬できていた人でも、3年後には実力が逆転することもあり得ます。
もちろんパワハラやセクハラをしてくるような、「そもそも尊敬するべき箇所がまったくない」場合もありますが、自分の成長速度に周りがついてこれない場合もあります。
社会人3年目が転職に最適な理由
では次に、社会人3年目が転職に有利なタイミングであることを解説していきます。
社会人3年目が転職に最適な理由は、以下の3つです。
- 「スキル」より「やる気」を評価してもらえる
- 他業種にも挑戦しやすい
- 第二新卒の採用に積極的な企業が増えている
「スキル」より「やる気」を評価してもらえる
社会人3年目が転職に最適な理由の1つ目は、「スキル」より「やる気」を評価してもらえるからです。
20代前半から半ばの、社会人3年目の人が求められているのは、「即戦力ではなくポテンシャル」です。
30代になれば即戦力としての能力がなければ、今より条件のいい企業に転職することは難しいですが、まだまだ若いので「将来的に活躍できるかどうか」が重視されます。
「適応能力」や「吸収力」などのやる気が評価されやすいので、他の世代よりも有利に転職活動をおこなえます。
他業種にも挑戦しやすい
社会人3年目が転職に最適な理由の2つ目は、他業種にも挑戦しやすいからです。
先ほども紹介したように30代以降は即戦力しての能力を求められるので、基本的に他業種への転職は年収が下がるケースがほとんどです。
しかし、そもそも年収がそこまで上がっていない社会人3年目であれば、気にせず他業種へ挑戦できます。
様々な経験をしておいた方が将来的にキャリアの選択肢が増えるので、「違う業界で働いてみたい!」と思える人は絶好のタイミングと言えるでしょう。
第二新卒の採用に積極的な企業が増えている
社会人3年目が転職に最適な理由の3つ目は、第二新卒の採用に積極的な企業が増えているからです。
企業が第二新卒に魅力を感じている理由は、主に以下の3つです。
- ビジネスマナーや髪型、服装などの社会人としての心得がある
- 「成長したい」という気持ちを持っている
- 行動力が高い人が多い
新入社員として働いていると、あまり感じないかも知れませんが、企業は新人教育にかなりの時間とお金をかけています。
第二新卒であれば前職の企業が教育してくれているので、教育コストがかからないことは非常に重要なポイントです。
転職にはネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、「より良い環境を求めている」何よりの証拠です。若くて成長意欲の強い人材は多くの企業で歓迎されます。
また、キャリアの浅い社会人3年目で転職を決断する人は、自分の道を自分で決めることができる「行動力」が高い人が多い傾向にあります。
第二新卒を採用することは企業にとって多くのメリットがあるので、これからさらに第二新卒の価値は高まると予想されます。
まとめ:社会人3年目は悩みやすい時期!転職するなら早めの行動を
今回は社会人3年目の平均年収や貯金額、転職に最適なタイミングとその理由をお伝えしました。
社会人3年目になると仕事に慣れる反面、「やる気が下がった」「仕事が楽しくない」など、悩みや不満が出てくる時期でしょう。
悩みや不満は放置しておいても解決することはないので、今の自分としっかり向き合う必要があります。
ダラダラと同じ環境で、悩みや不満を抱えて働くことはオススメできません。
「転職したい!」そう考えている人は、早めに行動して理想の自分を目指しましょう。