この記事を読んでいるあなたは、
- フリーターでも正社員になれるの?
- フリーターと正社員の違いは?
- フリーターが正社員になる方法は?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「フリーターが正社員になる方法やメリット・デメリット、雇用形態の違い」についてお伝えしていきます。
フリーターのメリット・デメリット
フリーターとは?
そもそもフリーターとは、どんな人のことを指す言葉なのでしょうか?
フリーターは、「フリーランス・アルバイター」の略称で、明確な定義はありませんでしたが、1991年に厚生労働省が以下のような定義を設けました。
フリーターを、年齢15~34歳層、卒業者に限定することで在学者を除く点を明確化し、女性については未婚の者とし、さらに、(1)現在就業している者については勤め先における呼称が「アルバイト」又は「パート」である雇用者で、(2)現在無業の者については家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者と定義し、集計している。
(出典:「若年者問題に関する関係府省等の取組・連携の強化について」厚生労働省より)
つまり、
- 学校に在籍していない15〜34歳の男女(女性は未婚のみ)
- 勤務先の雇用形態が「アルバイト」もしくは「パート」
- 無職かつ、家事も通学もしていない「アルバイト」もしくは「パート」の仕事を探している
これらの条件を満たしている人が「フリーター」と定義されているようです。
フリーターに年齢制限があることを、知らなかった人も多いのではないでしょうか?
しかし、厚生労働省が設けた定義は、あまり浸透していないので、一般的には「学校に通っていないアルバイトで生活している人」のイメージの方が強いかもしれません。
フリーターのメリット
フリーターに良いイメージを持っている人は少ないかもしれませんが、以下のようなメリットもあります。
- 仕事の負担が少ない
- 自分のペースで働ける
- ダブルワークができる
アルバイトとして働いていると、責任能力のある仕事を頼まれることは稀です。また、基本的に自分の仕事を管理してくれる人や、指示を出してくれる人と一緒に働くことが多いので、精神的にも身体的にも正社員と比べると負担は重くありません。
とにかく楽にお金を稼ぎたい人には、大きなメリットでしょう。
フリーターは、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。
家事や育児、体調不良、趣味などの「自分の都合」で働き方を調整できるので、夢を持っている人や主婦の人に人気の働き方です。任されている仕事の重要度も高くなので、急に仕事を休むことになっても職場へのダメージは大きくありません。
バイトの掛け持ちもできるので、「様々な環境で働くこと」や「いろんな人に出会えること」もフリーターならではのメリットと言えるでしょう。
フリーターのデメリット
自由な働き方ができるなど、メリットもありますがフリーターには、以下のようなデメリットもあるようです。
- 働けなくなると収入がなくなる
- 専門的なスキルが身に付かない
- キャリアアップができない
フリーターの多くは時給なので、働く時間を増やせば収入も増えます。
時間と体力に余裕がある時は、それなりに稼げるかもしれませんが、事故や病気により「働けない状態」になった時の収入はゼロです。
正社員であれば休職や有給といった、休んでいる間にも給料が支払われる制度が使えますが、フリーターなら即日解雇の可能性もあります。
さらに、フリーターは仕事の内容が簡単なことが多いので、専門的なスキルは身に付きません。
専門的なスキルが身に付かなければ、「収入の増加」や「今よりも待遇の良い職場への転職」も難しいでしょう。
フリーターと正社員の違い
それでは次に、フリーターと正社員の違いについて解説していきます。
フリーターと正社員の違いは、主に以下の3つです。
- 生活の安定
- 給与
- 福利厚生
生活の安定
1つ目のフリーターと正社員の違いは、「生活の安定」です。
正社員であれば、よほどのことがない限りは解雇されることはないでしょう。
「解雇されない」ということは、一定の収入が約束されています。
「お金の心配をしたくない」「安定した生活を送りたい」このように考えている人は、正社員を目指した方がいいでしょう。
給与
2つ目のフリーターと正社員の違いは、「給与」です。
正社員でも入社から間もない頃は、フリーターの方が稼げる場合もありますが、正社員であれば在籍しているだけでも給与は上がっていきます。
実際にフリーターと正社員では、生涯賃金に1〜2億円程度の差が生まれます。
アルバイトでも時給が上がり、収入が増えることもありますが、たとえ時給が50円上がったとしても、100時間で5000円程度しか変わりません。
何よりボーナスがあるので、経済面でフリーターが正社員に勝ることはないでしょう。
福利厚生
3つ目のフリーターと正社員の違いは、「福利厚生」です。
フリーターと正社員では、待遇に大きな違いがあります。
生活していく上で、社会保険や厚生年金、健康診断、などの福利厚生は無視できないポイントです。
さらに、役職手当や住宅手当、家族手当のような通常の給与以外にも手当てを支払ってくれます。
アルバイトでも手当てが支払われることはありますが、同じ手当てでも正社員の方が金額は大きいでしょう。
フリーターが正社員になる方法
フリーターでも生活していくことはできますが、正社員の方が精神的にも経済的にも安心でしょう。
また、年齢などの理由により体力が落ちてくると、アルバイトとして採用してもらうことも難しくなってきます。
「フリーターから正社員を目指すのは無理」そう思っている人も、いるかもしれませんが大丈夫です。
職務経験がなくても正社員にはなれます。
それでは最後に、その方法を3つ紹介していきます。
アルバイトからステップアップする
フリーターが正社員になる方法の1つ目は、「アルバイトからステップアップする」です。
アルバイトでも、しっかりと能力をアピールできれば、正社員として採用してもらえることもあります。
新卒で採用するよりも、
- 新人教育をしなくていい
- 面接などの採用業務の簡略化
- 即戦力になる
など、会社側のメリットも多いです。
しかし、新卒でしか正社員を雇う気がない会社もあるので、誰でも使える方法ではありません。
ハローワークを利用する
フリーターが正社員になる方法の2つ目は、「ハローワークを利用する」です。
厚生労働省が運営している施設なので、誰でも安心して利用できる特徴があります。
しかし職員は就職支援のプロではないので、面接対策や自己分析などのサポートはありません。
取り扱っている求人数は多いですが、ブラック企業などの問題を抱えている企業を紹介されることもあるので、注意しておきましょう。
自分の力で正社員を目指したい人にオススメの方法です。
就職エージェントを利用する
フリーターが正社員になる方法の3つ目は、「就職エージェントを利用する」です。
就職エージェントでは、自己分析から企業紹介、内定獲得まで、「就活のすべて」をサポートしてくれます。
求人内容に嘘の記載のあるブラック企業はあらかじめ削除してくれいるので、社会人経験がない人でも安心して正社員を目指すことができます。
就活相談や面接対策、企業への連絡、入社後のフォローなど、すべてのサービスが無料です。
労力をかけずに正社員を目指したい人は、就職エージェントの利用をオススメします。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://syn-recruit.jp/kisotsu-dainishinsotsu/ target=]
まとめ:正社員を目指すなら早めの行動を!
今回はフリーターが正社員になる方法やメリット・デメリット、雇用形態の違いをお伝えしました。
フルタイムで働ける人なら正社員になっておいて損はありません。
会社は社員をクビにできませんが、社員がやめるのは自由です。
就職エージェントなどを利用して社員になってから、「フリーターと正社員」どちらが自分に合っているのかを判断する方法もあります。
正社員を目指すなら早い方が有利です。
フリーターにもメリット、デメリットの両方があるので、「正社員の方が絶対にいい」わけではありません。
しかし、「正社員になりたいけど諦めてフリーターをしている人」は、今すぐに正社員を目指して動きましょう。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://syn-recruit.jp/kisotsu-dainishinsotsu/ target=]