この記事を読んでいるあなたは、
- 憧れの文学部に進学したが、先輩から就活で不利だと聞いて不安になっている。
- なぜ、他学部に比べて文学部は就活で不利になるの?
- 就活のハンデをカバーするにはどうしたらいいのか知りたい。
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「文学部が持つ就活における弱みと逆転するためのポイント」をお伝えしていきます。
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文学部では何を学べるのか
文学部では、一体どんなことを学び、ビジネスにおいて役に立つスキルを身につけられるのでしょうか。
文学部は名著と言われる文学を読み解き、著者が文字を通して何を訴求したいのか分析します。
ゆえに、他学部と比べても文章理解力に長けており、文字情報からの察知力も高いため、コミュニケーション能力が洗練されている傾向にあります。
データで見る!文学部の先輩の就職先
MARCHの一角を担う、明治大学文学部の2020年3月卒業者のデータを参考にして、文学部の就職先を読み解いていきます。
卒業生は717名いますが、文学部の就職者数は596名と就職率は80%を超えています。
就職先の上位ランキングを参照すると、東京特別区職員10名・日本郵政6名・日本通運5名・国家公務員一般職4名・SMBC日興証券、神奈川県警、東京海上日動、日本航空、ベネッセ3名となっています。
ご覧の通り、世間的に優良企業と言われる企業に数多く入社しています。
しかし、気になるのは大量採用が特徴の金融機関や物流に内定が集中している点です。
文学部が就職で不利になる理由
文学部が一概に就職で不利になるわけではありませんが、一般的に文学部の就活生は就活で不利です。
先ほどのデータからもお分かりの通り、大量採用の企業への内定が多く、就職難易度のたかい総合商社や広告、コンサルティングファームなどへの就職はメジャーではありません。
文学部が就活でハンデを負ってしまう理由を3つ解説していきます。
身につく専門スキルがビジネスに結びつきにくい
先ほど述べた文学部で身につく「読解力」というスキルはビジネスの一般業務には活用が可能です。
しかし、メーカーの営業や法務・経理などといった専門知識が求められる職種には文学部は不向きです。
すでに大学で4年かけて下地を作った法学部や商学部の学生と比べるとこれら専門職には文学部のポジションはあまり見受けられないのが現実です。
文学部は単位を獲得しやすいので価値が低く見られる
文学部の単位は一般的に他学部と比較しても取得しやすいことが挙げられます。
経済学部や商学部のように数学知識や応用力が求められるわけではありませんし、法学部のように法知識の膨大な暗記が必須であるわけではありません。
文章を読んで論文を提出して採点という授業が多く、テストなどと異なり時間をかけて対策がしやすいのも、単位獲得が簡単である理由の一つです。
相対的に他学部と比べて偏差値が低い
本質的に、文学部は数学などの数的応用力が一切必要ありません。
ゆえに、理系よりも思考力で劣る文系の中でも、特に数学を苦手とする劣等生が文学部に押しかけてきます。
文系最後の砦となった文学部はその特性から偏差値が他学部と比較して低くなることから、就活において他学部生と横並びになった際、比較されて落とされてしまうのです。
文学部が就職で挽回する方法
それでは、文学部生には就活でのし上がる方法はないのでしょうか。
いいえ、少し工夫するだけで同級生たちに大きな差をつけることができるのです。
GPAを極める
GPAをほぼ満点で取りきるのは、それだけ真面目に授業を受講し、論文も時間をかけて対策をした優秀な学生でなければ成し遂げられません。
文学部生であっても、GPAを極めることで低偏差値の烙印を返納して就活を優位に進めることが可能です。
サークルなどの課外活動で成果を上げる
勉強ではなく、課外活動でビジネススキルやポテンシャルをアピールする方法です。
こちらの方法であれば、低偏差値というバイアスを課外活動で相殺することが可能です。
さらに、ゼミ長などを務めていれば、GPAが低くとも、教授の信頼が厚いことをアピールすることができるので、さほど成績は足を引っ張りません。
難関ゼミに進学する
勉強でもなく、課外活動でもなく、ゼミのコネクションを活用する方法です。
就活においては先輩とのコネクションが非常に重要になってきます。総合商社や広告、金融などはOB・OGの推薦枠があるとされており、優秀な学生を排出してきた名門ゼミにそれらの枠が集中します。
難関ゼミに進学し、教授の懐に飛び込むことができれば、コネをフル活用して就活を優位に進めることが可能です。
中・長期インターンでビジネススキルを身に付ける
実際のビジネスにおいて通用するスキルをアピールする方法です。
新卒に見込まれるポテンシャルではなく、即戦力としての実力をアピールするのです。
1Weekなどの短期インターンではなく、最低3ヶ月以上の長期インターンでプロジェクトメンバーとして成果に貢献することが必要です。
文学部で学べる知識を活かせるおすすめの業界
上記で紹介した方法は時間がかかり、即効性はありません。
もう少しでエントリーなのに…という方は文学部で学んできた知識が評価される業界を選んでエントリーすることが内定への近道です。
出版業界
出版業界は集英社などの企業を指します。
クリエイターの心中を測ってうまく立ち回るコミュニケーション能力に長けた文学部生は重宝されます。
広告業界
広告業界は取引先との心中の測りあいですので、表情、発言といったわずかな機微から心中を察することのできる文学部生が重宝されます。基本的には営業として、取引先との前線で活躍するケースが多いです。
公務員(教員)
教員は文学部生のメジャーな就職先の一つです。
国語教師として、読解力を生かして文学の面白さや奥深さを学生に指導することができるでしょう。本を一読して論理思考で文学をどのように読み解いていくべきかをレクチャーできるはずです。
IT業界
IT業界はプログラミング言語の習得が必須ですので、言語取得能力に長けた文学部生は非常に取り掛かりやすい業種になります。
今後も様々な産業のDX化に伴い、将来性も担保されている業界かつ人手の足りない業界ですので、就職難易度も高くありません。
文学部から大手企業への就職は可能!知識を極めることがポイント
確かに文学部生は他学部と比較して就活においてハンデを負っています。
しかし、挽回の方法は幾つでもありますので、対策をしっかりと施すことで大手企業への内定を獲得しましょう。